オーディオの 音質と体調
オーディオを聞いていると、日によって聞こえ方が違うのに気が付きますね。体調によってかなり違うようです。疲れているときは特に音が悪く聞こえます。これを無視して、ああだこうだと言っても始まりません。そこで 音質と体調 の関係を考えてみました。あくまでも個人的な感想です。
オーディオ の 音質と体調

オーディオ の 音質と体調
映像は体調によって見え方が変わることは余りありませんが、音質は露骨に影響します。
体調が悪いときは次のことが起きます。
- 高音が聞こえにくい
- ボリュームをついつい大きくしてしまう
- 繊細な音が聞こえにくい
- セリフが聞き取りにくい
若い人と老人とでは聴こえ方が変わります。
老人は高音が聞こえなくなってきます。
齢のいったオーディオ評論家の言うことを信用して良いのでしょうか。
その原因
血流が関係?
疲れていると内耳の血流が悪くなるらしいので、聞こえが悪くなるのではないでしょうか。
日によってびっくりするほど違いますね。
高音は特に影響が出るようです。
脳の疲れが原因?
草臥れているときは音楽など聞きたくありませんね。
ただ煩いだけのときがあります。
体の疲れというより、脳の疲れかも知れません。
医学博士の梶本修身氏は「全ての疲労は脳が原因」と仰っています。
精神状態が影響?
落ち込んでいるときは静かな音楽のほうがいい場合があります。
いくらハイテンポな音楽を聞いても元気が出ないことがありますね。
睡眠不足が影響
睡眠不足のときは明らかに聞こえが悪くなります。
良く寝たときは今まで聴こえなかった音が聴こえたり、音のキレが良くなったりと驚くことがあります。
私の場合
長く使うものが良い音
オーディオの良し悪しは直ぐには分かりません。
体調が関係しますから。
少し聴いたときは良くても、長く聴いていると疲れてしまうこともあります。
結局、長く聴けるものが良いのではないでしょうか。
薄型テレビの音はとても長時間聴けるものではありません。
特に音楽の場合はそうです。
良い音質の機材は自然とよく使うようになります。
音質の悪いものはだんだんと使わなくなります。
もうこれは考えるより体が反応するという感じです。
また、深夜だと音に敏感になる気がします。
つまり時間帯でも変わってきます。
音質を判断するのはとても難しいですね。
レコードの音は良い?
最近はLPレコードを出す大御所のアーティストがいますね。
しかし、これは若い頃レコードを買っていた人が昔を懐かしんで買うものでしょう。
ノイズに掻き消されるため、実質13kHzまでしか再生できないそうです。
ダイナミックレンジが狭いので耳に優しいのかも知れません。
また、外側が一番良い音で内側に行くほど音が痩せていくと、さだまさしさんが「生さだ」で言っていました。
円周が内側に行くほど短くなりますから、速度が遅くなるからです。
レコードは音が不安定だとも言っていました。
そんなものが本当に良い音なのでしょうか。しかも再生するたびにすり減っていきます。
もっともCDはデジタルをアナログに変換する際に波形が歪んでしまう可能性があります。
また、CDの材質が変わるだけで音が変わります。
以前、APO版というCDを普通のCDと聴き比べたことがあります。
APOというのはアクリル樹脂の代わりにポリカーボネイトを使い、信号を記録するアルミ合金の代わりにアモルファス合金を使ったものでした。
高音の抜けが良く、低温がずっしりしてキレの良い音でした。
マスタリングの違いだけでこんなに変わるわけはありません。
ポリカーボネイトを使うことでレーザー光の透過率が高まり、硬いのでディスクの歪が少ないということが影響しているようです。
また信号を記録するカッティングの精度が音質に影響するともいわれています。
レコードというのは余計なことをしていないので音が自然なのかも知れません。
よく、レコードは超音波が含まれているから音が良いという人がいます。
これは明らかに間違いです。
含まれている超音波はノイズだけですから。
耳の衰えた中高年がいう良い音は信用できません。
大概、超音波云々を言うのは年寄りです。
体調どころか、体自体が衰えているわけですから、余り信用しないほうが良いのではないでしょうか。
疲れると聞こえが悪くなる
私の母は70代後半に二泊三日の東京旅行に行きました。帰ってきたら、耳がよく聞こえないとボヤいていました。
翌日には回復していたようですが、当に疲れが聴こえに直結するエピソードでした。
画質は体調とあまり関係ない
疲れているときも、画質はそれ程違って見える訳ではありません。
今日は何時もより、色が綺麗に見えるだとか発色が悪いということはまず無いですね。
しかし、音の聞こえ方は疲れるとすごく悪くなります。
体調が露骨に影響するようです。
これはもう、驚く程です。
したがって、日によっても聴こえ方が違ってきます。
音の善し悪しはかなりの部分、主観的であるということでしょう。
まとめ
体調や時間帯に影響される以上。オーディオ機器の音の善し悪しはすぐには分かりません。
結局、長く使っても気にならないかどうかが音質を評価する唯一の指標ではないでしょうか。
体調は毎日変化しますから、長く使って結論を出すしかありません。
そもそも機器のエージングという問題もあります。
500から1000時間使い込まないとアンプやスピーカーは良い音が出ないそうです。
エージングと体調の問題でオーディオの音質を評価するのは難しいという話でした。
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