家でできる 節電方法 を考えてみた

節電 生活
UnsplashMEHEDI HASAN ( KΛΛSH )が撮影した写真

家でできる 節電方法 を考えてみた

 家でできる 節電方法 が今ほど必要なことはありません。

 ウクライナ危機と円安による燃料高騰のため電気料金の値上がりが止まりません。ところで電気料金の計算の元になっているkWhという単位の意味をご存知でしょうか。
 1kWh(1キロワットアワー)というのは1kWの電気を1時間使ったときの電気量です。家電製品に書かれているWというのは電力です。仕事率ともいい、J/s(ジュール パー セカンド)とも表記されます。
 ジュールというのはエネルギーの国際的に統一された単位です。calもエネルギーの単位です。でも今では栄養学ぐらいでしか使われません。
 例えば30Wの電球があったとしたら、それは1秒間に30Jのエネルギーを消費するということです。
 したがって節電を考えるときは消費電力×時間で考えなくてはいけません。電気工学科出身の筆者が節電対策を考えてみました。次の対策が考えられます。

エアコンの設定温度を下げ使用時間を短くする

 家庭でこの両方が大きいものは何かといったら言うまでもなくエアコンです。しかも、これからの季節は暖房です。冷房より暖房の方が消費電力は大きいです。なので設定温度を下げ使用時間を短くするのが節電のために最も手っ取り早いわけです。とくに外気温が下がる夜は早く寝るのが良いです。

調理器具は余熱を使う 電気ポットは電気の無駄遣い 炊飯器の保温は短めに

 IHヒータやオーブンは消費電力は大きいです。しかし使用時間が短いのでそれ程でもないわけです。もっとも余熱を使うなど節約の余地はあります。
 また炊飯器は炊飯より保温に電気を使います。こまめに炊くほうが節電になります。仕掛けてからタイマーで炊くまでの間は殆ど電気を使いません。電気ポットも同じです。魔法瓶タイプもちゃんとした魔法瓶より保温力が劣ります。

換気扇や照明をダラダラ使わない

 風呂の換気扇や照明はそれ自体は消費電力は少ないです。でも使用時間が意外と長いので馬鹿になりません。最近はLED照明が普及していますから照明はともかく換気扇は侮れません。

意外と盲点の 節電方法 テレビを点けっぱなしにしない

 もう一つ盲点がテレビでしょう。テレビ番組では意図的に取り上げませんから忘れている人もいるでしょう。最近のテレビは液晶とはいえ大型ですから、100Wは軽く超えるはずです。しかも1時間単位で長く見ます。それなりの消費電力でこれほど長時間使う家電はそうないです。当然馬鹿になりません。

人間自体の消費エネルギー

 成人男子の一日の摂取カロリーが2,000kcalとすると、ジュールに換算しておよそ8,400kJになり、1秒では97Jです。Wでいうと約100Wです。人間って平均するとおよそ100Wで動いていることになります。100Wの電球と同じことになります。kWhで表すと1日におよそ2.3kWhです。因みに私の一日の使用電力は現在8.5kWhぐらいですから電気だけで3.7倍のエネルギーを使っていることになります。移動のガソリンや食料生産に使われるエネルギー等を考えると何十倍になるか分かりません。

節電方法 まとめ

 
 現代人は夏涼しく冬暖かい、王貴族のような生活を遂に手に入れたかのように思っていました。しかし甘い考えでした。解剖学者の養老孟司さんは人類の寿命が伸びた一因を石油の大量消費だと言っています。省エネに務めるしか生きる道はなさそうです。
 
 

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