突然 漏電ブレーカー が落ちたら

漏電ブレーカー 生活
漏電ブレーカー

 容量オーバーでもないのに、突然ブレーカーが落ちたことはありませんか。私はあります。正確には 漏電ブレーカー が動作し、結論から言えば漏電でした。たいして電気を使っていないときなので驚きました。その対処法と経緯について書きます。

突然 漏電ブレーカー が落ちたら

漏電ブレーカー

漏電ブレーカー


 家の配電盤の大本のブレーカーが黄色いボタンが飛び出した状態で降りていたら、漏電ですね。慌てて黄色いバタンを押してブレーカーを上げてもまた落ちます。
ではどうすればいいかというと、

問題のある回路を探す

まずは各回路のブレーカーを全部切ります。次にメインのブレーカーを入れて各回路のブレーカーを端から順番に入れていきます。そこで再びメインのブレーカーが落ちたらその回路に問題があるわけです。

回路か電気機器のどちらに問題があるか確かめる

 その回路のコンセントから家電製品のプラグを全て抜きます。
 それでもブレーカーが落ちるなら回路自体に問題があります。
 落ちなくなったら、家電製品に問題があります。

知っていて損はない

 夜中に発生したら、自分で対処するしかありません。
 放って置くと火災や感電の危険があります。
 回路に問題が在る場合は電気工事会社に、家電に問題がある場合は電気屋さんに相談しましょう。
 後述しますが、最近になって電気工事をした場所は要注意です。
 欠陥工事がされている場合があるからです。

原因は欠陥工事 コンセントの中が‥‥

私の場合、IHヒーターの200Vの専用回路で発生しました

 購入して(工事して)5年ぐらいでした。
 夕食が終わって暫くして、使っていないときに突然、ブレーカーが落ちました。
 IHヒーター専用のブレーカーを入れたら、再び停電しました。
 どこに問題が在るのか分からないので、このブレーカーだけ切って使用を中止しました。
 プラグを抜いて確認をしたかどうかは忘れました。
 IHヒーターを買った家電量販店に相談しましたら、メーカーの技術者がやって来ました。
 IHヒーターと200Vのコンセントを点検してもらいましたが、原因は分からなかったため、様子を見ることになりました。
 不思議なことに、業者さんが来た時には漏電は起きていなかったんです。
 通常はグリルの中が汚れて漏電することが多いそうです。しかし、殆ど使っていないのでこれは関係ないようでした。

一年後に再びブレーカーが落ちました

 今度は深夜です。同じくIHヒーターの回路です。
 夜が明けると直っていました。数カ月後にまた深夜に起こりました。
 同じく朝になったら直っていました。

そこである事に気が付きました

 最初を除いて後の二回は土砂降りの雨が降っていたんです。
 我が家の場合、配電盤は台所の隣の部屋にありますが、業者がタイルに穴が開けられないということで外の壁を這わせて配線していました。
 この配線のプラスチックの蛇腹のカバーが途中で裂けていたんです。この隙間から湿気が入ったようです。
 そこで、第2種電気工事士の資格を持っていますので自分で200Vのコンセントのカバーを外して中を調べました。もちろんブレーカーは切ってからです。
 メーカーの技術者は年配の人でしたから、老眼で見落としたかも知れません。プラスチックの小さな破片が2つの電極に架かっていました。茶色く変色していました。
 配線の被覆か蛇腹を切ったときの破片でしょう。
 これを取り除き、掃除機をかけました。
 外の蛇腹の裂け目はテープで補修しました。
 以後、漏電は起きていません。

そういえば、最初の漏電が起きる直前に紙が焦げるような匂いが微かにしたのを思い出しました

 蛇腹を曲げる角度があまりに急なので、裂けたのでしょう。恐らく制限を超えているはずです。しかもコンセントの中にゴミを残した訳です。
 手抜き工事です。
 二人で来ていましたが、小声で「こんな急な角度で良いのか」と話していたのを思い出しました。

知ると知らないでは大違い

 基本的なことではありますが、知ると知らないとでは大違いです。
 特に夜中にブレーカーが落ちると慌ててしまいます。
 真っ暗な中、配電盤まで行かなければいけませんし、深夜なら自分で対処するしかありません。

まとめ

 漏電が起きても慌てずに冷静に対処しましょう。感電を防ぐために在るわけですから、問題のある回路を切り離さずに無理に大本のブレーカーを入れ直すのは危険です。必ず突き止めて切り離しましょう。

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