AVアンプ と スピーカー には適正 ボリュームというのがある

STR-AN1000 オーディオ・ビジュアル
STR-AN1000

AVアンプ のレビューを書くのはとても難しいことです。アンプだけ買い替えたのなら比較をすればいいです。でも単品でのレビューはとても難しいです。人によって部屋の環境が違いますし、なによりスピーカーが人によって違うからです。そこでここではフロントスピーカーのみの場合に、どれくらいのボリュームが良いのかに限って考えてみました。

AVアンプ と スピーカー には適正 ボリュームというのがある

AVアンプ

AVアンプ


 私が使っているのはソニーのSTR-AN1000です。
 スピーカーはケンウッドの30年前のもので、LS-1001(8Ω 60W)です。
高級機なら、小さいボリュームでも低音から高音までバランスよく再生できるでしょう。
でも中級機はこうは行きません。
使っている内に、最も良い音がするボリュームが有るというのに気が付きました。
最大ボリュームの40%ぐらいが適当であるようです。
普段は、もっと小さいボリュームで聞いているため、高音がややキツくなっています。
AVアンプですからサブウーファーを使えばいいでしょうが、それは面倒です。
そこで、フロントスピーカーだけでなんとかしようと思ったわけです。

設計上、良く鳴るボリュームというのがある

 高級機なスピーカーでない以上、ある一定のボリュームで性能を発揮するよう設計されているはずです。
 スピーカー適合インピーダンスは6-16Ωですから、8Ωの私のスピーカーは問題ないはずです。
 スピーカーにはバスレフスピーカーの穴が後ろに空いています。
 バスレフスピーカーというのはスピーカー内部の空洞で低音を共鳴させて穴から吐き出すものです。
 ネットの情報では壁から50cm離すと良いとありますが、それは無理なので20cmほど話しています。
 壁に近い以前の配置では低音が弱く聴けたものではありませんでした。
 また、効率が悪いのか鳴りが良いとは言えないスピーカーです。
 メーカー推奨のスピーカーは6Ωですから当然ですね。
 だから、ある程度パワーが必要なのでしょう。

低音が響きだすボリュームの位置がある

 LS-1001は小型のサブウーハーが内蔵されているようなスピーカーと謂われています。
 なので、ボリュームを上げていくと急に低音が響き始めます。
 それが40%辺りです。通常、スピーカーは30%ぐらいで使うものでしょう。
 やはり効率が悪いようです。
 しかし時折、低音がいい音で鳴ります。

スピーカーの出力インピーダンスが大きいと音は小さくなる

 LS-1001の専用アンプは40W+40Wでしたが、良く鳴りました。
 専用に設計されているので当然ですね。
 STR-AN1000は6Ωの定格出力が100W+100Wですから余裕のはずですが、良く鳴るという感じではないです。
 インピーダンスというのは単位こそレジスタンス(抵抗)と同じですが、これに容量リアクタンスと誘導リアクタンスを合成したものです。
 専用アンプはうまく設計してあったのでしょう。

まとめ

 高級機以外のスピーカーはある程度、ボリュームを上げないといい音にはならないということです。
 そこを考えずにレビューしても意味がないですね。

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