魔法瓶ポット のすすめ

魔法瓶ポット生活
魔法瓶ポット

電気魔法瓶というのがあります。節電になる上に何時でも適温のお湯が注げます。便利なので10年以上使っていました。でも今は昔ながらの
魔法瓶ポット (ガラス)を使っています。電気ポットというのは何かと問題が多いです。魔法瓶式でも電気ポットに利はありません。私の経験から具体的にお話したいと思います。

魔法瓶ポット のすすめ

魔法瓶ポット

魔法瓶ポット


結論から言えば、電気魔法瓶より断然魔法瓶がおすすめです。具体的には

  • 手入れが簡単
    なにしろ、ガラスですからツルツルで掃除しやすいです。
    これに中栓と一体になった蓋がついているだけの簡単な構造です。

  • 電気代が安くすむ
    電気魔法瓶でも魔法瓶ほどの保温能力はありません。

  • 臭くなりにくい
    ガラスなので毎日すすぐだけでも、そう臭くなりません。
  • 停電でも使える

ということです。

おすすめする理由

  • 保温の電気代が掛からない
    魔法瓶式の電気ポットはメーカー(象印魔法瓶HP)によると年間で7,300円も節電できると謳っています。
    しかし、魔法瓶は0円です。
  • 水垢が付きにくい
    電気ポットは使っている内に色が内部に付いてきます。
    これにより匂いも発生します。
    魔法瓶はガラスなので色は付きません。匂いも発生しにくいです。
  • 長く使える
    電気製品ではないので大事に使えば、10年以上使えます。
  • 値段が安い
    電気式魔法瓶の三分の一ぐらいです。
  • マイクロプラスチック問題の懸念が少ない
    最近は電気ケトルから大量のマイクロプラスチックが発生するのではと言われているようです。魔法瓶もポンプと中栓にプラスチックが使われています。でも少量ですし、沸騰させるわけではありません。
    電気ポットは内部が全部(上蓋は金属)プラスチックですから、電気ケトルと同じ懸念があります。

魔法瓶式電気ポットを使った私の経験

  • 電気ポットは沸かすのに時間が掛る
    100Vですから新型でも19分は掛かります。いざというとき間に合いませんね。
    私が使っていたのはカルキを抜く時間も入れて30分は掛かっていました。
  • 電気コードが届かないと使えない
    私のは手動ポンプが付いていました。しかし、おまけの機能のせいか使いにくかったです。
    最近は電池でポンプを動かすタイプがあるようです。これはこれで面倒です。
  • 内部に水垢がついて茶色くなり、臭くなる
    毎日すすいでいても、だんだんと色が付いてきます。
    プラスチックの表面がヌルヌルしてきます。
    毎日スポンジで洗うわけにもいきません。
    電気製品ですので丸洗いも出来ません。
    また常時保温しているせいか、臭くなってきます。
    これらを解決するため活性炭のカートリッジが付いていました。
    でも1年毎に交換が必要でした。
  • クエン酸洗浄が必須
    色と臭いを落とすにはこれしかありません。専用モードで1時間は掛かります。
    これも面倒ですね。
  • 手動のポンプが貧相
    これは先に書きました。おまけの機能のせいか、とても使えたものではありません。そのせいか最近は電池式があるようです。
  • パッキンの交換が必要
    私は交換しませんでした。でもメーカーは数年ぐらいでの交換を推奨しているようです。
  • 保温性能が意外と低い
    省エネの為、保温機能を切って使ってみました。直ぐにお湯の温度が下がって使い物になりませんでした。
    上蓋が大きいですから、熱が逃げるのかも知れません。
    また魔法瓶といっても真空断熱材のことでガラスではありませんから、赤外線を反射しないのでしょう。そして上下には真空断熱材は使われていないようです。
    明らかに保温性能は魔法瓶に劣ります。

魔法瓶式電気ポットが便利なのはIHヒーターがない場合

一日2回沸かすとしても電気代が安い
象印まほうびんのHPによると2.2Lの魔法瓶タイプの場合903Wで19分(カルキ飛ばしなしで気温23℃の場合)かかるそうです。
一回沸かすのに必要な電力量は
0.903×19/60=0.2895kWhです。
1kWh31円で計算すると0.2895×31=8.86円です。
IHヒーターで沸かす場合2.5kW(推定)で7.5分(カルキ飛ばしありで、気温は23℃ぐらい)です。
2.5×7.5/60=0.3125kWhです。あくまでもこれは推定値です。
電気代は0.3125×31=9.765円です。
魔法瓶式の電気ポットは熱が逃げないのでお得に感じます。しかし、カルキ飛ばしを省いていますのでまやかしです。
年間の電気代は2.2Lの中級機で7,300円とされています。
高級機は5,200円とされています。
IHヒーターと魔法瓶では一日2回沸かすとして
9.765×2×365=7,128円です。
保温の電力を考えるまでもなくお得です。

無論、IHヒーターがない場合は魔法瓶式電気ポットはとても便利でしょう。
それは否定できません。

やはり 魔法瓶 はおすすめ

  • もう電気ポットには戻れない
    シンプル イズ ベストですね。
  • 完成された、魔法瓶ポット
    去年、20年前の象印の魔法瓶を買い替えました。中栓に穴が空いたからです。同じ象印の同じ型でメードインジャパンです。ボディーの柄が花柄からメタリックに変わっている以外、細部に至るまで昔のままでした。
    もう完成されていると言う他ありません。
  • お湯の味が全く違う
    電気ポットのようにお湯に匂いや変なクセが付きません。お茶やコーヒーがとても美味しく感じられます。

電気ポットは毎日沸騰させるわけですから、内部のプラスチックから何が溶け出すか分かったものではありません。しかも毎日濯いでも汚れていきます。
内部がヌルヌルしてきます。
これに対して魔法瓶は毎日濯ぐだけで臭くはなりません。結局、手入れは殆必要ありません。
魔法瓶式電気ポットは価格差と保温の電気代でちっともお得ではありません。
何より手入れが面倒です。
便利さを追求した電気ポットは返って面倒というお話でした。

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