1kWhとはどういう意味 ?
電気料金の計算をする時に出てくるのがkWh(キロワットアワー)という単位です。
でもよく分からないままに使っていませんか。
1kWhとはどういう意味 なのでしょうか。そもそもW(ワット)という単位の意味についても分からないまま使っています。
その単位について考えてみました。
1kWhとはどういう意味 ?

1kWhとはどういう意味 ?
1kWhとはどういう意味 なのかといえば、具体的には1kWのドライアーを1時間使ったときの電力量ということになります。
なんのこっちゃですね。
Wは電力で1秒間の消費エネルギーということになります。
家電製品に書いてあるWは1秒間の消費エネルギーのことです。
つまり、電力量=電力×時間です。
電力と電力量は違うということが重要です。
1kWhは電力量
1秒間の消費エネルギーWに時間をかけたものが電力量になります。
エネルギーの単位は国際的にはJ(ジュール)が使われます。
同じエネルギーの単位でもcal(カロリー)は栄養学ぐらいにしか使われません。
因みに1cal≒4.186Jで換算します。
この係数については現在では複数あるようですが、私の学生時代は4.186でした。
1Wは1J/s(ジュールパーセカンド)とも表記され仕事率とも言います。
電気料金の計算をするときにはWはkW(キロワット)、s(秒)はh(1時間)に換算して計算します。
具体例
電化製品のW表示
100Wの電球の場合は1秒間に100Jのエネルギーを消費するという意味です。
電気製品のW表示は1秒間の消費エネルギーを表していたわけですね。
家にある電力メーター
家の外にある電力メーターは正確には積算電力計です。
今まで使った電力量は分かりますが、今使っている電力は分かりません。
昔は円盤が回っていたので、それが動かないのを見て留守だと判断して泥棒が入ったと言う話を聞いたことがあります。
今はデジタルなのでこれも分からなくなりました。
単相3線式 で200Vと100Vの両方が使えるわけ
実際の計算例
例えば40Wの電球を30分使ったとします。
0.04kW×0.3h=0.012kWhです。
単価を32円とすると、
0.012×32=0.384円
となります。
知らなくても生きていけますが…
知らなくても生きていけますが、1kWhの意味を知っていると何かと便利です。
節電を考えるときも電力×時間が大事です。
例えば、消費電力が大きい電化製品でも使用時間が少なければ余り気にしなくてもいいですね。
逆に消費電力が小さくても長時間使う電化製品の場合は馬鹿にならない電気代が掛かります。
まとめ
「kWh」というのは電力×時間です。
使ったエネルギー量を表す単位です。
「W」は電力ですから、1秒間の消費エネルギーです。
電力と電力量の違いを理解しておくと何かと便利です。


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