PR

ニッケル水素電池 は電圧が 1.2V でも何故使える?

ニッケル水素電池 家電
ニッケル水素電池
記事内に広告が含まれています。

ニッケル水素電池 は電圧が 1.2V でも何故使える?
普通の乾電池は1電圧が1.5Vであるのに対して ニッケル水素電池 は 1.2V と低いのに何故、乾電池と同じように使えるのでしょうか。1.2Vといえば普通は寿命が近い電圧です。本来なら機器が正常に動かなくてもおかしくない電圧です。考えてみれば不思議な話です。その理由を考えてみました。

ニッケル水素電池 は電圧が 1.2V でも何故使える?

ニッケル水素電池

ニッケル水素電池


結論から言えば、内部抵抗が小さいからですね。
電池にも抵抗があるわけです。
内部抵抗が小さいお陰で1.2Vでも殆どの機器が動作するわけです。

ニッケル水素電池 は電圧が 1.2V でも使える理由

乾電池の場合

乾電池は電流が流れると内部抵抗によって電圧降下が起きます。
つまり新品でも1.5Vより低くなるわけです。
電圧計で測定したときは僅かな電流しか流れませんので、電圧は殆下がりません。

ニッケル水素電池の場合

ニッケル水素電池は内部抵抗が小さいので電圧が殆下がりません。
したがって乾電池と同じように使えるわけです。
また内部抵抗が小さいということは、大電流が得られるのでモーターを動かすのに向いているということです。

ニッケル水素電池 を使った具体例

LEDシーリングのリモコンに使った

単4電池二本で一年くらい保ちますが、流石に液晶画面が薄く見づらいです。
電池切れのサインが絶えず出ています。
これは電圧が低いので仕方がないです。

LEDの懐中電灯に使った

単3電池を三本使っています。
明るさは問題ないです。
一日30分ぐらいの使用で一月以上保ちます。

電子辞書に使った

単3電池二本を使います。
電池の交換時の設定でアルカリ乾電池、エネループ、エボルタから選ぶようになっています。
今はエボルタなのでこれを選んでいます。
使用頻度にもよりますが、一月以上保ちます。
画面の明るさは全く問題ないです。

マウスに使った

単3電池一本で動きます。
使用頻度が高いですが、スイッチを入れたままで一月は保ちます。
使用上、不都合は全くありません。

殆どの機器で問題ない

リモコンの液晶の画面が暗くなる意外には1.2Vで不都合は今のところありません。
しかしモーターを動かす機器には使っていませんので、これに関してはなんとも言えません。
ニッケル水素電池は乾電池とは構造が違うので、サイズが微妙に異なると謂われています。
まれにこれが原因で使えない場合があるかも知れません。
その点は注意が必要です。
また水素ガスが発生する場合があるので、水中ライトなど密閉型の機器には使えません。

まとめ

ニッケル水素電池は電圧が1.2Vと低いながらも、内部抵抗が低いので殆どの機器で使えるという話でした。
使用済み乾電池は直ぐ溜まります。これがゴミになると思うとゾッとします。
資源の節約のためにもニッケル水素電池をもっと使いたいものです。

コメント