ドラム式洗濯機 メリット デメリット について経験から書きます。ドラム式洗濯機は憧れるけど値段が高く手を出しにくいですね。また使い方にも多少注意が必要です。洗い方も違うため、仕上がりに違いが出るようです。10kgタイプのドラム式洗濯機を10年使った経験を書きます。デメリットを分かった上で使うのが大事です。
ドラム式洗濯機 メリット デメリット
結論から言えば、ドラム式洗濯機は洗濯物を干す時間のない人や、洗濯物を痛めたくない人、節電節水をしたい人におすすめです。
まずはメリットからを書きます。
- 乾燥機能が優れている
- ヒートポンプが付いている機種がある
- 少ない水で洗える
- 洗濯物に優しい
- 洗濯物が取り出しやすい
- 節電になる
デメリットは以下のとおりです。。
- 値段が高い
- 運転音が煩い
- 少ない水で洗うので色移りしやすい
- 汚れが落ちにくい
- 脱水で大物が偏りやすい
- 排水フィルターが詰まると大変
- 乾燥フィルターは毎回手入れが必要
- ヒートポンプ式だと奥行きがかなりあるので、場所を選ぶ
- 扉が横開きなのでドアノブ等に当たらないように配慮が必要
- 子供が入って事故になる危険がある
- とても重い
- 粉石鹸が使えない
デメリットが多い気もしますね。それでもドラム式をお勧めします。
ドラム式洗濯機 メリット デメリット その理由
メリットの理由
- 乾燥機能が優れている
昔からある乾燥機と同じ構造なので、当然ながらよく乾きます。縦型は下に落ちた洗濯物を風で舞い上がらせなければいけないので、不利です。 - ヒートポンプが付いている機種がある
ヒートポンプはエアコンと同じ原理で節電になります。ドラム式の高級機に使われています。 - 少ない水で洗える
当然、節水になります。洗浄液の濃度や洗い方が変わってくるので、メーカーによってはドラム洗濯機用の洗剤を用意しています。 - 洗濯物に優しい
洗濯物をドラムの上から下に落とす、いわゆる叩き洗いになるので洗濯物には優しいといわれています。 - 洗濯物が取り出しやすい
日本では車椅子で使いやすいように、斜めドラムになったと謂われています。縦型は底から取り出さなければいけないので、小柄な人には大変です。ドラムは健常者にも優しいですね。 - 節電になる
ヒートポンプだけでなく、大量の水をかき回さなくてもいいので節電になるようです。
ドラム式洗濯機デメリット の理由
- 値段が高い
構造が複雑ですし、ヒートポンプが付いていると余計に値段が高くなります。 - 運転音が煩い
ダンパーが付いているそうですが、脱水の時にかなりガタつきます。洗濯時はそれ程でもないです。最近のものは改良されているかも知れません。 - 少ない水で洗うので色移りしやすい
下ろしたての衣類の場合、色移りの心配があります。縦型でも同じですが、水が少ないぶん危険は大きいです。 - 汚れが落ちにくい
叩き洗いは生地に優しいと謂われます。しかし、その分、汚れが落ちにくいとも謂われています。泥で汚れたスポーツのユニフォームなどは向いていないとされています。 - 脱水で大物が偏りやすい
毛布や薄い羽毛ふとん(洗濯可の場合)を洗うことは出来ます。しかし偏ってエラーが出やすいです。 - 排水フィルターが詰まると大変
排水フィルターが外に付いています。詰まると外した時に水が吹き出すことになります。 - 乾燥フィルターは毎回手入れが必要
手入れをしないと、黴が生えます。 - ヒートポンプ式だと奥行きがかなりあり場所を選ぶ
ヒートポンプ式はエアコンと同じ原理です。熱交換器やコンプレッサーが入っているので、どうしても奥行きが長くなります。洗濯場の設計が古いと置けない場合があります。 - 扉が横開きなのでドアノブ等に当たらないように配慮が必要
洗濯場のドアと洗濯機のドアがぶつかる場合があります。 - 子供が入って事故になる危険がある
子供が入って窒息するという事故が過去に起きています。
ドラム式は気密性が高いですから。もっとも最近は改良されドアが勝手に閉まらないようになっているようです。当然チャイルドロックも付いています。ロックを掛けたまま自動でドラムを乾燥させる機能が機種によってはあります。 - とても重い
脱水時に安定させるためなのか、とても重いです。 - 粉石鹸が使えない
説明書にも使えないと書かれています。溶けにくいですし、石鹸カスが故障の原因になるようです。
選ぶ際の注意点
福山市のいしだクリーニングさんのYouTubeチャンネルによると
ドラム式洗濯機を選ぶ際には次の2点を必ず見る必要があるそうです。
- ドラムが大きいか
- 羽根が大きいか
これはたたき洗いの効果を上げるには必須のことだそうです。
ドラムが大きいほど洗濯物を落とす位置が高くなりますから、汚れが落ちやすくなります。
羽は小さいと洗濯物を上に持っていけませんし、揉み洗いも弱くなります。
ドラム式洗濯機デメリット 実際に使ってみた感想
親の介護で洗濯物が増えた為、脱水の効かなくなった20年前の縦型を買い替えました。
我が家のドラム式洗濯機は日立独自のドラムとファンのモーターの熱を再利用するヒートリサイクルというタイプです(現在は廃止されました)。足らないときはヒーターで補うようになっています。温風低めですが、大風量なのでよく乾きます。電気代も然程かかりません。水道水で冷却し湿気を取るタイプです。10年間一度も故障はありません。
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乾燥機能はあまり使わない
窓際の部屋干しでも梅雨や冬に洗濯物が乾かないということは余りありません。
乾燥機能は年に数回しか使うことはありません。
しかも、生乾きのものをちょっとだけ乾燥するだけです。
洗濯から通しでやってもとても良く乾きます。 -
こまめなフィルターの掃除が必要
私が使っている機種は30回洗濯するたびにお手入れするようにメッセージが出ます。毎日洗濯すれば一月に一回ですね。結構汚れています。このお陰で詰まったことは一回もありません。 - 毛布や羽毛ふとんは要注意
毛布は畳み方が説明書に書かれています。コレをちゃんとしないと、縁の縫い目がガラスの蓋と擦れて解れてしまいます。
薄い羽毛ふとん(羽毛0.5kg)の場合、ネットの使用が勧められています。しかし、脱水の時にエラーが出て止まってしまいました。結局、ネットから出して脱水しました。ちょっとリスキーですね。振動で洗濯機が少し動いてしまいました。 - ジーンズ1本だけの洗濯は難しい
ジーンズ2本なら良いですが、1本だとエラーが出ます。バランスを考えないといけません。 - 気密性が高いのでドラムを乾燥させる必要がある
黴を防ぐために使用後はドアを開けています。自動乾燥機能も付いていますが、使っていません。 - 定期的なドラム洗浄は必須
洗濯時にドラムの裏側も洗浄する自動ドラム洗浄機能を使っているので、四箇月に一回で済みます。ハイター200mlを使って3時間かけて専用のモードで行っています。これで匂いがすることはありません。ただし、粉石鹸や液体石けんを使っているとこの限りではありません。
手入れが必要なことは縦型でも同じです。ただし、粉石鹸はドラム式には向かないようです。溶けにくいですから。
それでもドラム式洗濯機は利点が多い
値段が高く、重く、煩く、手入れが大変でもおすすめするのは乾燥機能が優れていることと、洗濯物に優しく、節電節水にもなるからです。
ヒートポンプを採用しているのはドラム式だけだそうです。ふんわりと柔らかく仕上がるとされています。
10年使うと節電と節水とでかなりの節約になります。トータルコストは余り変わらないでしょう。
まとめ
ドラム式洗濯機は洗濯と乾燥を一気にやる人にはお勧めです。
節水節電にはなりますが、値段は高いです。
買うなら、大型ドラムでヒートポンプの付いた高級機ということになります。
ヒーター式は値段が安いですが、洗濯物が縮みます。
ドラム式洗濯機は、こまめな手入れが必要です。手入れが苦手な人には向きません。
参考になりましたでしょうか。
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