キャリーバッグ を使ってみた

キャリーバッグ生活
キャリーバック イオンHPより

最近は街で キャリーバッグ を転がしている旅行者をよく見かけます。私も一泊二日の国内旅行に初めてキャリーバッグを使ってみました。リュックでは肩が凝って大変だからです。しかし、実際使ってみると色々問題点があるようですので紹介してみます。

キャリーバッグ を使ってみた

キャリーバッグ

キャリーバック イオンHPより


 キャリーバッグ を 使うと確かに体は楽です。しかし当然のことながらフットワークが悪くなります。飲食店に入るときは邪魔になりますし、何よりキャスターの耐久性が心配です。また、小型のものでもバッグと二刀流が良さそうです。
その理由として

置き場に困る

 飲食店でテーブルの下に入らないと、横に置けと言われます。しかし防犯上いかがなものかと思います。

点字ブロックが危険

 街の中は点字ブロックだらけです。ここを通る度に大きな衝撃があります。此処を大きなキャリーバックを平気で引っ張っている人がいます。壊れないかと心配です。点字ブロックとタイル張りのような歩道の両方で引っ張りにくいです。

横断歩道が危険

 横断歩道は小さな段差がありますし、歩道から少し傾斜があります。傾斜は車椅子などを考慮したものと思われます。しかし、車輪の小さいキャリーバックにとっては、これが勢いがついて良くないと思います。

階段が大変

 エスカレーターは良いのですが、階段は取手を持って持ち上げなければいけません。筋肉痛になります。

ホテルを汚す

 キャスターが汚れているので、うっかり変なところに置けません。当然、ベッドの上に広げる訳にはいきません。そんなことをしたら、確実にシーツを汚します。

開けるのに場所が要る

 小さいものでも開くとかなりのスペースが要ります。ビジネスホテルだと小型のものでも開ける場所が限定されます。

小物の出し入れができない

 構造上、ポケットがありません。外で開け締めは難しいので結局、別途バッグが要ることになります。最も、例外的に小物入れが付いた製品もあるようです。

キャリーバッグの材質はどれが良いのか

 ABS樹脂とポリカーボネイトの2つが主な材質のようです。ABS樹脂は固くてガッチリしています。でも重いです。ポリカーボネイトは薄くて軽いです。押すと凹むほどペコペコです。でも丈夫です。傷の付きやすさはよく分かりません。両方使った製品もありますね。

私の場合

 一泊二日用のポリカーボネイト製のものを買いました。縦横奥行きの合計が115cmの100席以上の航空機の客席に持ち込めるギリギリの大きさです。勿論、上の棚に収納します。
 洗面道具に電動歯ブラシ、ジェットウォッシャーを含みますのでかなりの重さになります。しかし替えのチノパンを入れても収納スペースには空きがあります。一緒に持っていったリュックを入れようと思えば入れられるくらいです。
 さらに、3cmほど拡張出来るようになっています。もっともコレを使うと機内持ち込みは出来ません。預けないといけなくなります。モバイルバッテリーも入れられなくなりますので、注意が必要です。
 空港でも駅でも極力エスカレーターと動く歩道を利用し、点字ブロックはなるたけ持ち上げて通過していました。
 駅の中も歩道も点字ブロックだらけですので、楽に引っ張れる場所はホテルの中ぐらいです。
 飛行機の乗り降りでは通路の狭いところはギリギリです。

まとめ

 ポリカーボネイトは軽くてとてもいいです。身近では車のヘッドライトのカバー、ドアの雨よけに使われています。
 機動隊の透明な盾もコレで出来ているそうです。その昔、象が乗っても壊れない筆箱というテレビCMがありました。これもポリカーボネイトでした。なんでも西ドイツのメーカーが開発したそうです。ペコペコして頼りない気がしますが丈夫です。
 高級なキャスターにはゴムが巻いてあるようです。でもその破片が駅の周囲の歩道のあちこちに落ちています。
 車輪の一部や車輪そのものも見付けました。二本平行についている車輪の片割れです。大きさから言って間違いありません。結構壊れているんですね。
 大型も小型も同じキャスターを使っているようですし、衝撃を吸収する構造もありません。基本、外を歩くようには出来ていないのではないでしょうか。
 バスでホテルまで行くなら問題ないでしょう。でも電車で移動する場合、ちょっと大変ですね。
 また、お土産を簡単に中に入れられません。羽田ではおじさんが大きなキャリーバッグを床に広げて整理していました。床ですからキャリーバッグが汚れてしまいます。
 一長一短があるキャリーバッグですが、空港にはパッキングスペースというテーブルが設けられています。またキャスターには4個入カバーが100円ショップで売られていることを付け加えておきます。
 結局、別途バッグが必要です。折り畳み傘を入れる必要もあります。また貴重品は身に付けなくてはいけません。鍵が付いていますが、ファスナーですので気休めにしかなりません。キャリーバッグは洗面道具と着替え、お土産に限られます。
 参考になりましたでしょうか。

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