蛍光灯器具をLED器具に交換 台所編

LEDシーリングライト生活
Panasonic HP より

蛍光灯器具をLED器具に交換 台所編
蛍光灯器具をLED器具に交換 するというのは電球をLEDに替えるのではなく、器具ごと交換するという意味です。
蛍光灯器具に取り付ける直管形やリング型のLEDも売られていますが、大手メーカーは推奨していません。放熱の問題や点灯管を取り外さなければいけない、インバーターには使えない等の問題があるからです。
蛍光灯器具は2020年までに生産出荷が終了しています。蛍光灯の電球は未だ売られていますが、値段が高くなっているようです。
したがって、電球の寿命が来た段階で交換したほうが良さそうです。天井に引掛シーリングがあれば、自分で簡単に取り替えが出来ます。
簡単といいながら、素人が自分でやるには以下の問題があります。

  • 引っ掛けシーリングが使われているかどうか分からない
  • 明るさの単位がW(ワット)からlmルーメンに変わっているため、どの明るさを選んで良いのかわからない
  • 店頭で表示されている適用する畳数が~12畳などとなっていて曖昧である
  • そもそも部屋の広さが分からない

これらについて、私が台所の蛍光灯のシーリングライトをLEDのシーリングライトに交換した経験から、お話します。

蛍光灯器具をLED器具に交換 台所編

蛍光灯器具をLED器具に交換

我が家のLEDシーリング


蛍光灯器具をLED器具に交換 するには天井に引っ掛けシーリングがあるのが必須です。これは蛍光灯のシーリングライトを外してみなければわかりません。もっとも最近の家には必ず付いているはずです。ない場合は電気工事が必要です。第二種電気工事士の資格が必要ですので、素人には出来ません。業者に頼むしかありません。
台所の広さは家によって違います。部屋の広さは今付いている蛍光灯のW数で推測できますが、シンクの照明も含める必要があります。

単位が変わって分かりにくい

電球の場合、箱に「何W相当」と書かれていますので該当するLED電球に交換すれば良いわけです。
W(ワット)は消費電力のことで、lm(ルーメン)は電球から出る全光束のことです。白熱電球や蛍光灯はWがそのまま明るさに比例しますから簡単ですが、LEDは消費電力が小さく尚且つ性能で明るさが違うのでルーメンが使われるんですね。
結局、メーカーが表示している畳数を見たほうが早いですね。

10~12畳用ってどういう意味?

蛍光灯時代に店頭でよくあった表示ですね。人間の目は中高年になると、より明るさが必要になることから、こういう表示になっていたようです。若い人は12畳まで中高年は10畳までという意味らしいです。もっとも最近のLEDは~12畳という表記になっています。
因みに蛍光灯は新品のときは物凄く明るいですが、しばらく使っているうちに少し暗くなります。LEDは発行体の寿命が40,000時間とされるので、実際それ程の変化はないように思います。実際、中高年でも~12畳で問題ないようです。

蛍光灯器具をLED器具に交換 する場合に部屋の広さがわからない場合はどうするのか

シンクの蛍光灯

シンクの蛍光灯


私の台所の場合、天井のシーリングライトは20Wが5本の100Wの蛍光灯でした。勿論、インバーター式です。ところが部屋の広さが分からないのです。
日本家屋なので部屋は6畳か8畳なのですが、台所だけは例外で良く分かりませんでした。
仕方なく、メジャーで測ってみて面積を出し、京畳の面積で割ったところ12畳でした。
シンクの部分も含めた数値です。
そして流しの上には20Wの蛍光灯が付いています。
つまり、全部で120Wだったのです。
1畳あたり10Wということになります。
たしかに8畳の部屋には80Wの蛍光灯が付いていますし、6畳には60Wの蛍光灯が付いていますね。
したがって今付いている蛍光灯が適切な明るさであるならば、そのW数を10で割れば部屋の広さが分かります。
部屋の広さ位すぐ分かるだろうと言われそうですが、我が家の台所は長方形や正方形ではなく少し変形している上にシンク部分もあるので分かりにくいのです。
また、シーリングライトは部屋の真ん中ではなく少し奥側に付いています。
つまり、シンクの20Wも計算に入れてあるようです。
したがってシーリングライトは~12畳用で良いわけです。

すぐ買い替えたほうがお得か、壊れるまで使うのか

10年使うとして試算してみました。
蛍光灯は既に30年近く経過しているので、10年持つ保証はありませんが、取り敢えずやってみました。
シーリングライトは明るさが調整できる上に、昼光色と電球色のバランスも調整できます。
今回は電球色のみで一番明るい状態を想定しています。一番明るいのは昼光色のLEDと電球色のLEDの両方を最大の明るさで使ったときですから、節電になっているはずです。
面倒なので具体的な数値は省きますが、
一日3時間使うとして10年間の電気代(100W)と三回の電球交換費用の合計がLEDシーリングの値段と10年間の電気代(30Wで計算)の合計とほぼ同じになりました。
メーカーはここまで計算して価格を決めているのかと思うほど一致しました。
つまり、買い替えてもそのまま使っても10年間のコストは同じということになります。
10年を超えると故障しない限りお得になります。

まとめ

書き忘れましたが、100Wの蛍光灯器具はとても重いです。我が家では天井に補強用の金具がネジで取り付けられていました。LEDは軽いのでこの金具を外してから取り付けました。
およそ4年前の話ですので、今は電気代が値上がりしていますから10年で計算すると買い替えたほうがお得でしょう。
ただし、これは故障しなかった場合です。保証期間を過ぎて故障したら大損です。したがってちゃんとしたメーカーを選びましょう。
また、台所の壁の色も関係します。台所の壁は普通白いですから問題ないですね。暗い色だと反射する光の量が減り暗くなります。実際には食器棚がありますから、もっと狭いですね。ですから~12畳用で問題なかったようです。
我が家の場合は明るさが1.3倍になるスイッチが付いていました。
最近はこういう機能が結構あるみたいです。
これは業界で定められた畳数ごとの明るさ(lm)の上限いっぱいまで明るくなるという事らしいです。
通常は上限まで行っていないという事になり。余裕が持たしてあるわけです。
したがって適用畳数は飽くまでも目安です。
シーリングライトは明るさが調整できます。しかし、だからといって一段大きいのを付けると値段が高くなりますから不経済です。
最近のシーリングライトはリモコンが付いていますが、壁スイッチも必要です。ないと待機電力が年間100円以上掛かりますし、誤動作した時にリセット出来ません。
なんでもナイことですが、知識ゼロからやろうとするとけっこう大変です。
参考になりましたでしょうか。

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