ニッケル水素電池 の使い分け
先の記事で ニッケル水素電池 は用途によっては向き不向きがあると書きました。
しかし最近では用途によって三種類出ているようです。
使い分けとコストについて考えてみました。
何も考えずに使っていると、寿命が縮むばかりか損をすることもありますね。
ニッケル水素電池 の使い分け

ニッケル水素電池 の使い分け
Panasonicを例にすると三種類出ています。
- エネループ プロ
- エネループ スタンダード
- エネループ ライト
の三種類です。
これで殆どの場合に乾電池の代わりができそうです。
また容量の少ないものほど値段も安いので、使い分ければ元が取れそうです。
ニッケル水素電池 を使い分けたほうが良い理由
エネループロ
デジタルカメラやストロボなど消費電力が大きい場合に向きます。
出力が大きい分、充電回数は150回程度です。
それでもアルカリ乾電池を交換することを思えば、安上がりです。
エネループ スタンダード
幅広く使えるタイプで600回充電できるので断然お得です。
頻繁に交換する機器に向きますね。
エネループ ライト
時計やリモコンなど消費電力の小さい機器に向いています。
1,2年に一回の交換でも値段が安いので4回ぐらいで元が取れます。
このように使い分ければ家の中の殆どの機器に使えそうです。
また容量の少ないものほど充電回数が多いという関係にあります。
ニッケル水素電池 とアルカリ乾電池を比べて具体的に計算をしてみた
店やサイトによって値段が居ますが、アルカリ単三電池を一個80円とし、スタンダードは500円、ライトは300円として計算してみます。
スタンダードは7回充電すれば元が取れますね。
ライトは4回充電すれば元が取れます。
もっとも壁掛け時計などは一回の充電で1年は使いますので、4年掛かってしまいます。
また密閉型の機器には使えないそうです。
これは過放電でプラスの電極に有る圧力調整弁から内部で発生した水素ガスが出てくるからです。
ニッケル水素電池 は高価
ニッケル水素電池は高価なので、ちょっと手を出しにくいところがあります。
しかし直ぐにもとが取れますし、溜まっていく使用済み電池のことを思うと資源の節約にもなります。
乾電池の使用後は大概埋立てゴミになります。
染み出す液体は乾電池とニッケル水素電池の両方とも強アルカリだそうですが、ニッケル水素電池はプラスの電極側から、外側のフィルムの下に染み出す程度なので機器を壊すまでには至りません。
まとめ
ニッケル水素電池 は密閉型の機器以外の殆どで使えそうですね。
完全に放電すると使えなくなるそうなので、残り1/3の辺りで定期的に充電するのが大事ですね。
充電回数を減らそうとギリギリまで使うと過放電で寿命を縮めます。
完全に放電すると二度と使えなくなります。
用途によって種類を使い分け、充電のタイミングを考える必要があるようです。


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