歯科インプラント を入れてみた
歯科インプラント の情報は、良い点悪い点どちらもネット上で溢れています。歯医者さんのサイトで患者さんの事例を紹介しているものは多いです。しかし実際入れてどうだったかという患者自身の情報は不思議と少ないです。そこでインプラントを3本入れて4年以上経った私の経験を書きます。
- 2箇月ごとにクリーニングにいかなければいけない。(もっともお陰で虫歯が見つかったことが一回あります。)
- 毎日の手入れが意外に面倒。(入れ歯よりはマシです。)
- セラミックの冠が硬いので向かい合う歯が欠けた。(セラミックが欠けたことも2回あった。)
- やっぱり入れ歯よりマシ。
歯科インプラント 術後4年の現状
2箇月ごとにクリーニングにいかなければいけない
歯医者さんの推奨ですので仕方ないです。一回の費用は健康保険を使って1,600円余りです。一年で1万円程です。当然、これだけでは不十分です。毎日の手入れをちゃんとしないとインプラント歯周炎になってしまうそうです。天然の歯と歯周病菌の種類が違い、進行も早いそうです。私の場合、今のところ指摘を受けたことはありませんので大丈夫です。
毎日の手入れが意外と面倒
私がインプラントを入れたのは右の下の第2小臼歯と左の下の奥歯2本です。奥歯はその構造上冠と歯茎の間に隙間があるので糸ようじの使用が必須です。小臼歯は隣の歯との隙間が磨きにくい。天然の歯と違って隙間に食べ物のカスが挟まりやすいです。
そこで電動歯ブラシを使った後にジェットウォッシャーで仕上げをしています。
使っている歯周病予防の歯磨剤は歯医者で貰う試供品のシュミテクトとConcoolのジェルコートFです。特別なものは使っていません。
インプラントの手入れ
歯科インプラント はセラミックの冠が硬いので向かい合う歯が欠けた
第二小臼歯の上の歯が欠けて虫歯になってしまいました。先のクリーニングのときに見つかったのがこれです。かみ合わせが悪かったりして応力が集中する所が虫歯になりやすいそうなので、セラミックの冠のせいかもしれません。もっともそれほど硬いセラミックではないはずです。なぜなら奥歯のセラミックは二度も欠けていますから。セラミックというのは高いほど見た目もよく硬いそうです。
やっぱり インプラント は入れ歯よりはマシ
色々面倒ではあります。しかし特に奥歯は入れ歯だとそれを支える歯に負担がかかります。私の場合も支える小臼歯がグラグラしていました。恐らく、これで抜歯の連鎖が起きるのでしょう。やはり入れ歯よりは遥かにマシと言えるでしょう。
歯科インプラント 手術自体はどうだったか
- 右の小臼歯1本を先にやったときは熱も出ず痛みも大したことはなかった。(普通の抜歯と同じぐらい)
- 左の大臼歯2本を同時にやったときは熱が出て痛みも少しあり大変だった。(貰った痛み止めでやり過ごしました。一度に2本はちょっと無理があるかも知れません)
- 4日間、抗生物質を飲んだ結果、便通がおかしくなった。
私がやったのはツーピースタイプなのでインプラントを入れて冠を入れるまで3箇月はかかります。経過は順調で予定通り冠が入りました。3箇月の間はねじ山が歯ぐきから少し出た状態でした。最近はこれが主流のやり方の様です。奥歯は前に使っていた入れ歯を加工して蓋をしていました。第二小臼歯はほったらかしです。
インプラントの手術の後、腸内環境が変わったのか1週間で便通が改善した話は別途書きます。3箇月の間は定期的に歯医者に通っていました。右下の第二小臼歯はインプラントの頭を金属の棒で叩いていい音がするねと言われました。ところが奥歯のほうは長く入れ歯だったせいであごの骨の密度が下がっていたのか素人にもいい音には聞こえませんでした。やはり早い対処が必要ですね。
まとめ
インプラントが良いかどうかは入れる場所にも依るでしょうから一概には言えません。でも下の奥歯はもっとも推奨される場所のようです。下顎の骨は硬いですし深さもありますから。
15年間入れ歯を使った身からすればとても快適です。ただ入れ歯の下の歯茎が痩せたせいで入れ歯が下がり、上の歯が伸び、冠を入れるときにはかみ合わせの問題で上の歯を少し削る羽目になりました。早めにやればこんなことはなかったです。それがちょっと残念なところです。
コメント