DSEEの効果 は間違いなくある

DSEEの効果 は間違いなくある
DSEE というのはSONYの音声のアップスケール技術です。Digital Sound Enhancement Engine の頭文字です。
現在、SONY製品に使われているのはEXとUltimate の2種類のようです。
両方持っているので DESSの効果 を確認してみました。
ネット上では効果を感じられないという意見が散見されますが、少なくとも効果がないということはありません。
あくまでも個人的な感想です。

DSEEの効果 は間違いなくある

音質は好みもあるでしょうが、DSEE を使うと間違いなく次の効果があります。

• 地デジの音声が聞き取り易くなる
• 音楽では楽器の演奏がくっきりとする
• ボーカルは生々しくリアルになる

DSEEの効果 がある理由

DSEEというのは元々デジタル圧縮音源の失われた成分を補うためのものだったらしいです。高音部分を補うことから始まったようです。
DSEE-EX はこれを発展させたもので、サンプリング周波数とダイナミックレンジが拡張されているようです。Ultimate は更に拡張されたもののようです。
膨大な音楽データを元にAIを使って失われた情報を復元するだけではなく、拡張しているわけです。
したがって全く違いがないということはないでしょう。

具体的な事例

最初はUSB DAC

最初はアンプ内臓のUSB DACのUDA-1でした。
Mp3などのデジタル圧縮音源の高音部分を補うDSEEが搭載されていました。
このDSEEを使うと確かに高音が強調されていました。

Music Center にDSEE-HX が搭載

アップデートでDSEE-EXが搭載されたので、早速使ってみました。
一皮剥けたような全く違う音になりました。
先のUDA-1に出力してスピーカーで聴いたものです。

BDレコーダーのBDZ-FBT4100でDSEE-EXを使う

明らかに演奏がダイナミックになって全く違って聴こえます。
ただボーカルは少し引っ込んだ感じで演奏が目立ちます。

AVアンプのSTR -AN1000のDSEE-Ultimate で聴く

BDレコーダーのDSEE-EXをOFFにすると自動的に機能します。
より繊細な感じに聞こえます。
静かな環境では特にその効果を感じられます。

デジタル圧縮音源では特に必要

薄型テレビを買った時に地デジのドラマの俳優のセリフが聞き取りにくく苦労しました。
薄型テレビのスピーカーのせいもありますが、スピーカーを導入しても聞き取りにくさは変わりません。
デジタル圧縮の音源ではセリフが聞き取りにくいです。
これはBSデジタルが始まったときから感じていました。
DSEE-Ultimateを使うと非常に改善されます。
デジタル圧縮音源ではDSEEは特に必要でしょう。

まとめ

昔のアナログ放送の音声はFM放送に準ずるもので、今の地デジより音が良かったです。
CDの音質も今ひとつです。
ですから、DSEEの存在はありがたいです。
効果は確実にあると思っています。
60歳の耳でもはっきりと違いが判るので、違いがわからないと言っている人はそうとう耳が悪いのではないでしょうか。