テレビを買う際に、ハードディスクをテレビに繋いで間に合わせるか、レーコーダーを買うか悩ましいですね。
そこで私が SONY Blu-ray Recorder BDZ-FBT4100 を17箇月使った感想を書きます。因みに末尾の4桁の数字のうち4が4テラバイトのことです。現在はマイナーチェンジして4200になっています。
Blu-ray Recorder は最近、旗色が悪いようです。今後も売上が伸びることはないだろうと言われているようです。
しかしながら使ってみないと分からないことがあるものです。参考になればと思います。
SONY Blu-ray Recorder BDZ-FBT4100 を17箇月使った感想
使い勝手は最高
結論から言えば、買わない手はありません。こんな便利なものを使わないなんて、勿体ないです。テレビライフは別世界に変わります。
リモコンの反応はサクサクと素早いです。Bluetoothのお陰もあるでしょう。
技術の進歩は目を見張るものがある
昔のビデオデッキはやたら大きかったです。今や黒い線香箱のようになり、見た目はたいしたことはありません。ただの黒い箱に見え、安っぽく見えます。しかし、機能はびっしりと詰まっています。30年前のビデオデッキからは想像できないほどの進歩ですね。
アップコンバート技術で、たとえテレビにその機能がなくても映像と音声が良くなります。画像は4Kにアップコンバートされ、音声はDSEE-HXでハイレゾ相当になります。特にセリフは聞き取りやすくなります。
デザインが洗練されている
他社はただの黒い箱です。これにたいしてソニーは上下で色合いを微妙に変えるなど小技が効いています。流石ですね。
ソニーのAVアンプ、サウンドバー、スピーカーとデザインが統一されているようです。
Recorderをすすめる理由
- Blu-ray ディスクにダビングするにはRecorderを買うしかありません
たまには、保存しておきたい番組がありますよね。 - テレビに繋いだハードディスクに録画したものはそのテレビでしか再生できない
テレビを買い替えたらそれまでです。
当然、Blu-rayディスクにダビングが出来ません。 - 最近は違うテレビに繋げる様式のハードディスクがあるようです
しかし、テレビのメーカーが違うと互換性がないそうです。 - ソニーの場合、テレビではCMスキップが出来ない
自動スキップはおろか、手動でも出来ない。
Recorderの場合は手動でスキップできます。 - 寿命が近づいたら、丸ごと引っ越しができる
ただし、同じソニーでないと駄目みたいです。 - Blu-rayのミュージックビデオが再生できる
ミュージックビデオは未だにDVDが主流のようですね。画質も音質もBlu-rayが遥かに上なのに勿体ないことです。 - ミュージックプレーヤーとして使える
現在、ソニーは単体でのミュージックプレーヤーを販売していません。したがってミュージックプレーヤーが欲しい場合、ハイレゾ対応のBlu-rayデコーダー一択です。
実際使ってみた感想
- オンエアと録画に画質の差はない
ダイレクトで録画した場合です。初期設定は何故か標準(SD)になっていました。これでは画質の粗さが目立ちます。テレビはプレミアム液晶です。それでも差ははっきりと分かります。
したがって、ダイレクトモードでの録画は必須ですね。 - スポーツ中継でも映像がぶれない
テレビもRecorderにもブレを補正する機能があるので、何方が効いているかわかりません。何方にせよ上手く機能しています。 - 音質が優れている
ハイレゾ対応なので当然、音質は良いです。アップコンバート技術でセリフも聞き取りやすくなります。 - Blu-ray Discを再生するには他に方法がない
最近は用途が減っているとはいえ、いざというときに困ります。
特に4K HDRのディスクの再生はBDZ-FBT4100などのハイグレードの製品でないと無理です。 - CDプレーヤーとしても優れている
昔のDVDプレーヤーはCDプレーヤーとしては物足りなかったです。おまけの機能という感じでした。しかし、今は昔のESシリーズのCDプレーヤーの中級機とくらべても遜色ありません。 - HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)対応で4Kも十分楽しめる
色のダイナミックレンジが拡張されたHDRに対応しているので、同じく対応しているBRAVIAと画質の差はありません。 - 音楽再生ソフトは残念
CD音源を直接取り込めません。PCから転送しなければいけません。しかもソニーの専用HP経由です。データを収集しているのでしょうか。
プレイリストが作れません。またランダム再生ができません。
新型で改良されていれば良いのですが。
ハードディスクで十分という意見に対して
- 外付けハードディスクは落としたり、ぶつけたりして壊れやすい
- 外付けハードディスクは意外と寿命が短い
かつて、TVパソコンで使っていた外付けハードディスクは2年で調子が悪くなりました。録画に失敗することが多くなり、とうとう再生も出来なくなりました。 - 自分で撮影した映像を見られない
編集はPCでも出来ます。しかし綺麗な映像で見るにはそれをRecorderに取り込むか、ディスクに焼いたものを再生する必要があります。
まとめ
SONY Blu-ray Recorder BDZ-FBT4100 を買ってその性能にとても満足しています。ただし、HDMI端子しかありませんので性能を引き出すには、HDMI端子があるAVアンプかサウンドバーが必須です。特にCDの2チャンネル再生の音質は重要です。
値段は10万円前後するものです。しかし、オーディオ兼用と思えば然程高いものではありません。
という訳でRecorderはお勧めです。
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