テレビパソコン を8年使ってみた、あくまでも個人の感想です。
便利そうだなと思ってしまいますね。でも実際の性能や使い勝手、コストパフォーマンス的にどうなのかを8年使った私の結論です。
テレビパソコン 使ってみた結果
テレビパソコン 買う前に知っておこう。
私は テレビパソコン を使い始めて8年半になります。いまだに店頭に並んでいますので需要があるのでしょう。便利な反面、買う前に知っておいたほうがいいことがあります。実際使って見なければ分からないこともあるので、その感想を書きたいと思います。
箇条書きにすると以下のようなことになります。
- そもそもトラブルが多い。windows8.1から10にupdateしたせいもあるでしょうが、OSのupdateの度にトラブル多発。
- 初期設定が面倒(初心者にはちょっと大変)
- 立ち上がりが遅い。
- セキュリティーが甘い
- 音声のデジタル出力が出来ない。コストの関係か光デジタル端子がない。
- ほかの作業と被ると録画に失敗する。
- 画面のコマ落ちやテレビアプリが立ち上がらないといったトラブル多発。
- OSの寿命が来ると使えなくなる。
- 4K対応の機種が殆どない。
途轍もなくトラブルが多い
updateの度にテレビアプリの不調がPC全体に及び、再インストールしたことが何度もあります。何故かテレビアプリからトラブルが始まります。テレビアプリが外側からWindowsを立ち上げるので、その複雑な仕組みが関係しているのかも知れません。
初期設定が大変
私は11年ぶりにPCを買い替えたのでPCの初期設定自体を業者に依頼しました。その時、テレビアプリの設定もしてもらいました。再インストールの際は自分でやりましたが大変面倒です。
テレビパソコン は立ち上がりが遅くいざというとき慌てる
OSを立ち上げなければいけないので当然時間が掛かります。スリープ状態でもすぐに使えるとは限りません。
家庭用とはいえセキュリティーは無いも同然
テレビパソコン はテレビアプリにPCのパスワードを登録しなければいけません。これを使ってテレビアプリはWindowsを立ち上げるわけですが、録画や番組表を受信する為に立ち上がったPCは誰でも使えちゃいます。
テレビパソコン はPCオーディオと繋げない
デジタル音声出力端子がないので、外部のオーディオ機器に繋げない。USBDACに出力しようにもコピーガードが掛かって画面が真っ黒になり音が消えてしまいます。これはがっかりでした。Blu-Ray Discに録画すれば可能ですが面倒です。しかも内臓のスピーカーはそれ程性能が良くない。ヘッドホン端子から出力すると音が悪くなる。
一部のメーカーではハイレゾ対応のスピーカーシステムを採用した機種があります。でも小型なので余り期待できません。
録画中にほかの作業をするとErrが出て録画に失敗
単独の録画でも自動メンテナンスと被り録画に失敗したことがあります。Windowsは録画は作業中とはみなさないようです。
テレビアプリの小さいトラブルが多い
コマ落ちはBIOSのリセットで回復しましたが、立ち上がらないときはリセットでだけではダメで結局、アプリを再インストールしたことが何度あったかわかりません。
テレビパソコン は使える期間が短い
最近のテレビは15年位使えると言われています。しかしOSやPCの寿命に依存するテレビパソコンはせいぜい8年位が関の山でしょう。大学生が4年間だけ使うとかだと良いのでしょうが、それ以外ではメリットはありません。
4K対応の機種が殆どない
私の知る限り4K対応のテレビパソコンは大手の一機種のみです。Windowsには4Kディスプレーを使った機種自体が珍しいので仕方がないのか知れません。でもこれからの時代、
未対応ではちょとという感じです。
結論
テレビパソコンは便利な半面、使い方は面倒です。現在、高いものは30万円以上しますし、コストパホーマンス的にはメリットはありません。画質は画像エンジンで特色を出すTVに敵いませんし、別々に揃えたほうが安い場合もあります。またスタイリッシュな一体型は薄さの確保と発熱を抑えるために低電圧で動くノートPC用のCPUを使っているので処理速度が遅いそうです。ある程度、PCに慣れた人や画質音質に拘らない人にはお勧めです。因みに大画面TVもその薄さのため、音質はイマイチのようです。参考になりましたでしょうか。
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