HDMI端子とARC

オーディオ・ビジュアル
HDMI端子とARC

HDMI端子とARC というのは最近のTVでは必ず付いています。HDMI(High-Definition Multimedia Interface)というのは、映像と音声を一つのケーブルで送る端子です。
TVの画面にARC eARCと表示されますね。これはARCもしくはeARCに対応したHDMI端子に接続されているという意味です。最初は何のことかと思いました。でもAVアンプやレコーダーを接続する際には必須の知識です。

HDMI端子とARC

HDMI端子とARC とは

ARCとはAudio Return Channel のことでテレビからAVアンプ等に音声信号を戻す機能があるということらしいです。
ナンノコッチャと思われるでしょうが、最初のHDMI端子にはこの機能がなかったんですね。

HDMI端子は一方通行

通常、HDMI端子は BDレコーダー → AVアンプ → TV と繋がないといけないそうです。
一方通行ですから、TVのチューナーの音声をAVアンプに送れません。
それでARCが出来たんですね。
以前は光デジタルケーブルで戻していたようです。

TVの光デジタル端子

TVに付いている光デジタル端子は、ARCがない時代にAVアンプに音声信号を送るために使われていたようです。
通常、48khz-16bitまでの対応のようです。つまり、DVDのリニアPCMレベルですね。
これではBDの96kh-24bitには対応できません。
あくまでもTVのチューナーの音声を再生するためのものですね。

eARCとはARCの拡張版

eARCとはEnhanced Audio Return ChannelのことでEnhancedとは強化されたという意味です。ARCではDolby TrueHD に対応していないので、TVからの音質が悪くなることがあります。そこで開発されたんですね。
レコーダーをTVに接続してTVからAVアンプに接続しても音質に違いはありません。つまり、接続の順番を気にしなくてもいいようです。

それぞれ対応したケーブルが必要

ARCは4Kに対応したHDMIケーブルで良さそうです。ARC対応と書かれています。eARCは8K対応のケーブルになるようです。所謂、Ultra high speed typeになります。HDMI規格で2.1以上になります。ちゃんとしたケーブルを使わないと性能を発揮できません。

まとめ

TVからAVアンプに音を戻すための規格ですから、デコーダーとAVアンプを直接ついでいる場合は関係ないですね。この場合、音声と画像をそれぞれ別のHDMIケーブルでAVアンプに送って音質を良くする方法もあるようです。
実際に問題になるのはTVでNETFLIXやprime videなどサブスプリクトで配信される映画を見るときに問題になるのではないでしょうか。
HDMI規格は年々進化しています。昔は音声ケーブルと映像のケーブルが別々でしたから、面倒でも迷う事はありませんでした。今は一本のケーブルで済みますが、知識がないと却って面倒臭い事になりますね。
参考になりましたでしょうか。

コメント