Singles 2000 をBlue-spec CD2 で聴いてみた
中島みゆきの2000年に発売されたシングル集「 Singles 2000 」がBlue-spec CD2で再発売されたので、以前のものと聴き比べてみました。
LAの巨匠エンジニア、スティーブン・マーカッセンによりリマスタリングされていますので、当然聴こえ方は変わっています。
したがって音質のほうを聴き比べてみました。
Singles 2000 をBlue-spec CD2 で聴いてみた

Singles 2000
最初に「地上の星」を再生して驚いたのは低音がビシッと出ているところです。
他の楽器も輪郭がしっかりとしているという印象です。
ボーカルも生々しく聴こえます。
25年前のCDを持っていますが、もう別物です。
今まで何を聞いていたんだろうという感じです。
音質が向上している理由
Blue-spec CD2 というのはブルーレイディスクを作る技術でCDの品質を向上させたものです。
マスターテープの音源に近い音で再生すると謳っています。
この効果を頭から否定する人もいますが、ちゃんとしたシステムで聞くと差は歴然です。
そもそもCDはその信号を全ては拾えていないといわれています。
したがって、作り方や材質が変わるだけで音が良くなると思われます。
音の変化はリマスターだけでは説明できないと思います。
2020年に発売されたベストアルバム「ここにいるよ」は同じLAの巨匠エンジニア、スティーブン・マーカッセンによりリマスターされたものですが、音質はそれほど良くなったとは思えません。
具体的な違い
質感の違い
これは音質のことではありません。
ディスクを持ったときの感触です。
CDがポリカーボネイトで出来ていますので、最初に持ったときの感触が硬くて全く違います。
この硬さも音質に関係するそうです。
歪みが減るのが良いようです。
そして光の透過率も違うそうです。
ドラムの音の厚み
特筆すべきはドラムのキレの良さです。
普通のCD特有の低音のぼやけた感じがありません。
驚くほどスピーカーから力強い低音が響いてきます。
ブルーレイのハイレゾ音源かと思うほど厚みのある音です。
ボーカルの生々しさ
中島みゆきの歌声が少し硬く聴こえますが、ストレートに迫ってきます。
まるでコンサート会場にいるかのようです。
実際に聴いてみなければ分からない
ネット上では否定的な意見もないわけではありません。
しかし、そう言っている人は実際に聴き比べたことがあるのでしょうか。
聴いてからものを言えという言う話です。
まとめ
2022年のライブCD「結果オーライ」もBlue-spec CD2でした。これも今まで聴いたことのない音質でした。
以前のAPO版もそうでしたが、Blue-spec CD2は間違いなく音質が良くなっていると思います。
以前のようにアルバムも高音質CDで出したくれたら有り難いなと思います。

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