SONY のAVレシーバーSTR-AN1000で 360 Special Sound Mapping を5.1chの音楽ソフトで使ってみました。もう別世界です。音場が広がるだけではなく、低音の響きが良くなります。旧型に比べて様々な音場モードが省力されているようです。でもこれがあれば十分ではないでしょうか。
360 Special Sound Mapping を5.1chで使ってみた
リニアPCMのサラウンドでは絶大な効果があるようです。
音源の種類によって効果はかなり違ってくるようです。
ドルビーアトモスはまだ試していません。したがって上からの音のチャンネルはありません。
あくまでも5.1chの場合です。
それでも効果は大きいです。
デジタル圧縮音源では無理がある
地デジもBSも4Kもデジタル圧縮音源ですので、音質は今ひとつです。
特に2chの音源をアップコンバートして、アップミックスしても、効果は感じられません。
これは仕方がないですね。
具体例
リニアPCM5.1chの場合
ブルーレイディスクのミュージックビデオを再生してみました。
48kHz 24bitのサラウンドですので元から音はいいですが、360 Special Sound MappingをONにした途端、空間が広がり音に厚みが出ました。低音もしっかり出ています。その効果に驚きました。
ボーカルが画面の中央からくっきりと聞こえます。
リアスピーカーのイネーブルスピーカーからも音が出ています。
OFFの状態ではボーカルの位置がぼんやりとした感じで、何故か低音が弱くなります。
映画では確かめていません。
4K放送のサラウンドの場合
4K放送はデジタル圧縮のサラウンドになります。
NHKの紅白では然程効果は感じられません。
ドラマでもほとんど効果は感じられませんでした。
そもそも音質が今一つなので仕方ありません。
2chならCD並の音質なのですが、紅白のサラウンドは正直がっかりでした。
生放送なので余計に音質が悪い気がします。
バレエの中継を見ました。リアスピーカーから出てくるのは観客の拍手ぐらいで、ほとんど効果なしです。
2chでは効果なし
このアンプにはMUSICではアップミックス出来るモードはありません。
したがって、音楽の2chでは360 Special Sound Mappingが使えません。
A.F.D.MOVIEでは2chの音源を擬似的にサラウンドにするアップミックスという機能があります。しかし、映画やドラマの音源では効果は良く分かりません。
ドルビーアトモスでなくても効果を感じます
リニアPCM5.1chでも効果が大きいのには驚きました。
立体的な情報のあるドルビーアトモスでしか効果がないとなると、意味がないです。
そういう音源はなかなかありませんからありがたい機能です。
まとめ
360 Special Sound Mappingは5.1chでも使えるという話でした。下手な音響効果よりはずっと良いです。
音の広がりと響きで96kHz 24bitの2chよりは遥かに素晴らしいです。
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