中島みゆき「夜会」リトル・トーキョーの紹介
ちょっと古いですが、2019年に行われた 中島みゆき「夜会」リトル・トーキョーの紹介 です。コロナで再演が行われなかった上に新作は発表されていませんので、今のところ最新の「夜会」のLIVEビデオということになります。夜会の集大成で最高傑作であると言っても過言ではないと思います。
中島みゆき「夜会」リトル・トーキョーの紹介

中島みゆき「夜会」リトル・トーキョーの紹介
「夜会」というのは中島みゆきのライグワークで、言葉の実験劇場と称される芝居形式のコンサートです。オーケストラボックスの生演奏と合わせて圧巻のステージです。
48kHz 24bitの5.1chのサラウンドはとても素晴らしいです。場面ごとに歌い方を変える表現力の豊かさに圧倒されます。御年74歳のみゆきさんが67歳の時の作品です。年齢的に最後の作品になるかも知れません。
中島みゆき「夜会」リトル・トーキョーの紹介 の理由
LIVEをそのまま収録しています。ブルーレイディスクの5.1chサラウンドでは生で聴くのと同じぐらいの臨場感があります。
編集はほとんどされていません。
YAMAHAですので音質は流石ですね。
昔の「夜会」と違い、迫力ある合唱スタイルが多くなっています。普通のコンサートでは味わえないところです。
「夜会」ステージは客席からよく見えるように15°傾いています。
そこで踏ん張りながら歌うので余計に迫力がありますね。
少々高くても買う価値があると思います。
昔のVHSの時代は1万円以上しましたが、それよりは安いです。
ブルーレイディスクの96kHz 24bitもしくは48khz 24bit 5.1chのサランドはCDとは異なる別次元の音です。
具体例
テーマは恐らくシンプル
ファンクラブの会報では「自立」がテーマだと評論家が頓珍漢な解説をしていました。態々括弧をして(個人の見解です)と但し書きがありました。
そんな薄っぺらいテーマであるわけはありません。
人にとって幸せとは何かという深いテーマがあるようです。
狼が出てくるのは日本では公開されなかった、狼が主人公のディズニーアニメをモチーフにしたからと言われています。
既存の曲を多数使用
最近の「夜会」はテーマ曲の「二雙の舟」以外は書き下ろしの曲で構成されていましたが、今作は久しぶりに既存の曲を多数使っています。
一部は事前にアルバムで発表されていることもありますが、そこで初めて聴く新曲ばかりだと観客は疲れてしまいます。既存の曲が在ると客にとっては助かります。既存と言ってもLIVEでは初めての曲もあります。
渡辺真知子の圧巻の歌唱
渡辺真知子さんと言えば若い人はご存じないでしょうが、50年近く前に「迷い道」がヒットして以来TBSの音楽番組であるザ・ベストテンの常連だったことがあります。実力派として知られています。
以前にアルバムで発表された「思い出だけではつらすぎる」を歌う二人の掛け合いは圧巻です。渡辺真知子さんはみゆきさんより年下ですしデビューも遅いですが、外国で歌手として成功した姉を演じています。
LOVERS ONLYと二雙の舟とリトル・トーキョウ
「LOVERS・ONLY」は2001年に発表されたクリスマスソングです。この年のコンサートでも歌っていました。
「二雙の舟」は通常みゆきさんのソロですが、本作では出演者全員で歌っています。音域が広すぎて一人では歌えないので1992年のアルバム「EAST ASIA」ではコーラスの人が高い所を歌っています。今回はもっと大人数で歌っています。
「リトル・トーキョー」は二度出てきます。最初はみゆきさんのソロです。クライマックスで違うアレンジで合唱しています。
今までで初めての演出です。
LIVEを忠実に再現している
近年の「夜会」はTBSのビッグハットの前の赤坂サカスで行われています。
実際に赤坂サカスで鑑賞していますので、ビデオのクオリティーは保証できます。
赤坂サカスは音響が良い会場なので、それを上手く再現しています。
あくまでもコンサート
「夜会」は元々1,000人規模の小さい会場でやるコンサートとして始まったそうです。「みゆきの歌が手の届く距離で聴ける」みたいなコンセプトだったようです。今は音楽劇みたいになっています。しかし基本はコンサートですから、やはり歌がメインです。コンサートと思って視聴したほうが良いでしょう。
普通のコンサートもいいですが、「夜会」を見ないと中島みゆきを知ったことにはなりませんね。
まとめ
テーマ曲の「二雙の舟」の意味に最近気が付きました。解釈は色々在るでしょうが二雙のうち一雙は「みゆきさん」自身で、もう一雙は観客ではないでしょうか。二つの船には距離があって決して交わることはありません。歌詞を見れば分かります。少し離れたところで伴走してくれているということでしょうか。
「二雙の舟」の意味を考えながら見ればより理解が深まるでしょう。

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