フッ素入り歯磨き インプラント 腐食
インプラントの手入れの補足です。
かつてフッ素入り歯磨きのフッ素でインプラントのチタン合金が腐食すると言われていました。私は歯医者さんから何の注意も受けませんでした。最近はフッ素1,450ppmの歯磨き粉がやたら市販されています。どうすれば良いんだと思い調べてみたところ、結論からいうと問題ないようです。
日本口腔衛生学会によると市販の歯磨きの場合、唾液で薄まるので問題ないとされているようです。また、フッ素学会というところが2016年に9,000ppmのフッ素で腐食すると警告しようとして、誤って900ppmと表記してしまったようです。これで誤解が生まれたんですね。9,000ppmというのは歯医者さんで使う医薬品のようです。
フッ素入り歯磨き とインプラントについて次のような記事を見つけました
『平成27年、日本口腔衛生学会フッ化物応用委員会が、「フッ化物配合歯磨剤の利用はチタン製歯科材料使用者にも推奨すべきである」という見解をだしました。
同学会によると、フッ化物配合歯磨剤はむしろチタンへの虫歯菌付着を抑制している。天然歯のフッ化物虫歯抑制効果は証明されているとし、インプラント以外の健康な歯を守るためにフッ素入り歯みがき粉を積極的に使用していきましょうという事になりました。』(JR稲毛駅前 鈴木歯科医院 歯科衛生士の宮内さんのBLOGより)
フッ素入り歯磨き のインプラント の 腐食 についてのまとめ
- 唾液で薄まる
市販の歯磨き粉では1,450ppmしかありませんし、唾液で薄まるので実際はもっと低い濃度と考えられます。 - どういう条件下の実験か曖昧
試験管の中の実験なのか実際口の中で起きたことなのか曖昧だったようです。 - 研磨剤のほうが危険
それより研磨剤入りの歯磨きでチタン合金が傷つく方が問題のようです。 - 行きつけの歯医者さんがくれる試供品にもフッ素が入っている
実際、私が2箇月ごとにクリーニングに歯医者に行くとシュミテクト等の試供品をくれます。数種類ある何れも1,450ppmのフッ素が入っています。インプラントを入れた人に態々くれるわけですから、問題ないと考えてよさそうです。 - 箱に注意書きがない
そもそも箱の注意書きにインプラントに使用禁止と書いた製品は見たことがありません。むしろ歯磨き粉の粗い研磨剤がインプラントと歯茎の隙間に入り炎症を起こすそうです。「炭酸カルシウム」「ケイ素」を含むものは良くないようです。
コンクールなどはインプラント用にフッ素なしのジェル歯磨きを出しています。しかし、いろんな歯医者さんのHPをみると,気にしなくていいようです。
とにかく、使っても問題ないというのが今の定説のようです。
コメント