加藤諦三 人はどこで人生を間違えるのか の紹介
加藤諦三 氏の新書「 人はどこで人生を間違えるのか 」の紹介です。
この本では主に 外化 という心理を解説しています。
アメリカの心理学者カレン・ホルナイが提唱している概念だそうです。
外化とは、自分が感じていることを他人を通して感じることで、相手の中にそれが実際あるかどうかは関係ありません。
これで人は人生を間違えるといいます。
人は自分の鏡だというのはこのことかと思いました。
加藤諦三 人はどこで人生を間違えるのか の紹介

加藤諦三 人はどこで人生を間違えるのか の紹介
著者は外化と投影を一緒に解説しているので混乱します。
簡単にすると、
本当の感情を抑圧→投影
本当の感情に気づいてすらいない→外化
投影は後ろめたさを感じている
本当に自分に気づいているから
外化は後ろめたさがない
だから平気で人を攻撃する。
「外化」と「抑圧」と「投影」
外化とは、自分が感じていることを他人を通して感じること。
・ 自分への不満を相手を通して感じる
1. 自分が「相手」に不満を持つ
2. 「相手」が自分に不満である
・ 自分への憎しみを相手を通して感じる
1. 自分が相手を憎む
2. 「相手」が自分を憎む
・ 自分への蔑視を相手を通して感じる
1. 自分が相手を軽蔑している
2. 「相手」が自分を軽蔑している
自分の感情の原因を外部に求める。それが投影と違う。
自分の中で認め難い感情が、ある外的な対象に属するとみなすことを「投影」という。
加藤諦三 人はどこで人生を間違えるのか の感想
自分の最大の敵は自分
若い頃から周りは皆な敵だと思っていました。冷静に考えればそんな事はありえませんが、漠然と思っていました。所謂独り相撲というやつです。周りは皆自分を攻撃してくると思っていました。しかし最も人を攻撃しているのは自分でした。自分の敵意を外化していたんですね。自己増悪の裏返しでしょう。
一番嫌いな相手は自分に似ている
自分が一番嫌いな相手というのは不思議と自分に似ているものです。自分が自分を嫌っていることを相手を通じて感じるわけです。眼の前にいる人は自分自身なわけです。
相手の中に自分の嫌な部分を見つけているのでしょう。
まとめ
相手を責めていると思っていても、実は自分を責めていたということでしょう。最大の敵は自分だったということです。
この本「はしがき」では「人間は色々な心理から生き方を間違える。中でもこの外化という心理は重大である。」としながら「あとがき」では投影の心理を解説しています。最近、「原因は自分にある」という妙な名前のアイドルグループがいますが、意味は同じでしょう。何だかややこしいですが結局、自分の心の動きを外界のせいにせずに生きろということのようです。

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